「やりたいこと」はある。
「気づいたこと」もある。
……なのに気づけば、全部どこかへ行ってしまっている。
子育て・仕事・副業に追われる毎日。
3歩歩けば忘れてしまう脳に必要だったのは、“気合”でも“根性”でもありませんでした。
- 冷蔵庫を開けて「あれ?何しに来たんだっけ?」
- 洗濯機を回したまま干すのを忘れて寝てしまった夜
- スマホに書いた“悪魔的妙案”が、翌朝には跡形もない
これは、そんなあなたのための記事です。

今回は、スーパーメモアプリ「notion」を紹介します!
- 忘れっぽいのはあなたのせいじゃない、脳の仕様です
- 大事なのは「脳を使わない仕組み」を作ること
- Notion × ChatGPTがあれば、雑メモでもOK
- 思いつき → 整理 → 行動 に変える“第二の脳”が作れます!
なぜ“アイデアを忘れてしまう”のか?
「忘れっぽいのは自分のせいじゃない」──これは、本当にその通り。
人間の脳は、「今やるべきこと」に集中するようにできていて、
雑多な情報はどんどん消えていく仕様になっています。
つまり、「3歩歩けば忘れる」のは、ポンコツではなく“脳の設計通り”なんです。
特に忙しい人ほど、「覚えておこう」としたことを保持する余裕がありません。
次のタスク、次のLINE、次の子どもの呼びかけ……
思い出す前に何かが割り込んでくる。
これが、思いついたアイデアや気づきをことごとく見失ってしまう原因です。
でも、だからこそ大事な視点があります。
忘れてしまうなら、最初から覚えようとしない。
必要なのは、「第二の脳に思考を預けておく」という発想です。

第二の脳を作るのはとっても簡単です!
「記録の仕組み」があればアイデアは消えない
アイデアを覚えておこうとするのではなく、“外に預けておく”──。
これこそが、忙しい人にとって最も現実的で有効な思考整理法です。
記録の仕組みがあることで、脳のリソースを「覚えておくこと」から解放できます。
「あとで書こう」「頭に入れておこう」と気を張る必要がなくなり、目の前のことに集中できるようになります。
ここで登場するのが、“第二の脳”という考え方。
本物の脳は「考えること」に集中し、記録や保持は“別の場所”に任せる。
その“第二の脳”として今回紹介するのが、Notion×ChatGPTという組み合わせです。
ポイントは、完璧なメモを取ろうとしなくていいということ。
メモは雑でOK。キーワードだけでも、話の途中でも、とにかくNotionに放り込んでおけばいいんです。
あとで見返したくなるように整えておく必要もありません。
その整理は、GPT先生にまかせましょう。
Notionに書き出す → GPTで整える → 使える形に変える。
この流れをつくることで、“思考を活かす仕組み”が動き出します。
- メモは雑でもOK。Notionへとにかく放り込む!
- 貯まったメモ整理はGPT先生に任せる
- あとで見返して、方針を決める
Notion × ChatGPT で作る“第二の脳”活用ステップ
ここからは、私が実践している“第二の脳”の具体的な使い方をご紹介します。

1. とにかく書き出す(notionに思考を預ける)
2. ChatGPTで整理する(外注でスッキリ)
3. 見返して行動に変える(振り返りループ)
ステップ①:とにかく書き出す(思考を預ける)
メモの目的は、「脳から出す」こと。
アイデア、記事ネタ、疑問、気づきなど、なんでもOKです。
でも私の場合は、ちょっとだけこだわりがあります。
最終的な目的は価値提供。
だから、「この話、〇〇さん(仮想ペルソナ)に響きそう」と思った瞬間の
“核の気づき”だけを切り取ってメモしています。
たとえば:
- 同僚との会話で出た「子育て×副業あるある」
- 自分がハッとした“考え方の転換”
- 朝の時短ルーティンで気づいた「意外な工夫」 など
それが文章じゃなくても大丈夫。私は音声メモもよく使っています。
楽にメモをするにはiPhoneのショートカットも駆使しています。
ショートカットについてはこちらでも紹介しています👇
移動中や家事の合間にひらめいた内容を、そのままNotionに放り込んでおくだけ。
内容が整っていなくても、カテゴリが曖昧でも問題なし。
あとでGPT先生がどうにかしてくれます。
ステップ②:ChatGPTで整理する(外注でスッキリ)
溜まったメモはGPT先生に丸投げ!
たとえば私は、Notionにこんなメモを放り込んでいます:
- 思いついた副業アイデア
- 𝕏(旧Twitter)で使えそうな気づき
- 書きかけの記事ネタや言い回しの断片 など
これらをChatGPTにまとめて貼り付けて、こう指示します:
「このメモを、ブログやSNS投稿に使えそうな切り口で整理してください」
「どれが有益か、読者視点で評価してください」
するとGPTは:
- SNS向けのネタ(共感・気づき・役立ち系など)
- ブログ記事になりそうなテーマ
- 思考のクセや傾向の分析
などに再構成して返してくれます。
このステップは、ただの整理ではなく、
「思考の価値を見極めるプロセス」でもあります。
ステップ③:見返して行動に変える(振り返りループ)
週末などにNotionをざっと見返して、
「これは使える!」と思ったものをアクションに落とし込みます。
たとえば:
- SNS投稿の予約下書きにする
- 記事構成のタネにする
- 翌週のToDoに追加する
といった具合です。
この“見返す習慣”があることで、思考が流れ去らず、次の行動に変わるんです。
思いつきを「行動」に変える!ゆこたん式ToDo管理法
アイデアを記録し、GPTで整理したら、次は“行動に落とし込む”ステップです。
私は、Notionに集まった気づきやアイデアを、週1回の振り返りで見返しています。
その中から「これは実行できそう」「発信に使えそう」と思うものをピックアップし、次のように管理しています:
- 即行動できそう →「今日のToDo」へ
- もう少し寝かせたい →「育成ネタ」へ
- 使えそうだけど方向性を練りたい →「思考中フォルダ」へ
Notionなら、カテゴリや状態ごとにページを分けて管理できるので、“思考が流れて終わり”になりません。
このステップでは、単にアイデアを管理するだけではなく、
忙しい日々の中でも、“ゆこたん式第二の脳”があれば、
「考えて終わり」じゃなく、「動いて前に進む」日々をつくることができます。
そして、それを可能にしているのが、私が日々活用している“ある工夫”——
それが、ChatGPTへの「伝え方=プロンプトの設計」です。
プロンプトの例だけじゃ足りない。「どう依頼するか?」の思考法
思いつきを記録したあと、それを“育てて活かす”ために活用したいのがChatGPT。
でも、いざ「このメモを整理して」と頼んでも、イマイチな返答になった経験はありませんか?
それは、「プロンプト=依頼の設計図」に“目的と文脈”が足りないからです。
今回の目的は、忙しくて思考が整理できないあなたが、埋もれたアイデアを価値ある行動に育てること。
そして、それを実現するための“要”がプロンプトの設計です。
🔧 プロンプト設計の4つのコツ
私が実際にChatGPTへ依頼するときに意識しているのは、以下の4点です。
- “前提”を伝える 例:「これは思考メモです」「読者は子育て中のパパママを想定しています」
→ GPTは文脈があって初めて、的確な回答を出せます。 - 出力の“目的”を明確に伝える 例:「このメモをSNSで投稿するネタに変換してほしい」
→ 何のために使うのか?がズレるとアウトプットもズレます。 - 出力の“形式や粒度”を伝える 例:「タイトル案を3つずつ」「表形式でジャンル分類」など
→ 曖昧な依頼では、GPTも迷います。 - 誰に刺さる内容にしたいか?も添える 例:「この内容に共感してくれそうなペルソナも想定してください」
→ 共感性の高い表現や切り口が返ってきやすくなります。
実際に使っているプロンプトの例
以下は、私が日々記録している思考メモです。
子育て中のパパママ読者に向けて発信するための「価値の核となる気づきや視点」を、
カテゴリ分けしながら雑多に記録しています。
このメモを後から見返し、𝕏(旧Twitter)やブログ記事で【発信ネタとして再活用】することを目的としています。
以下の形式で、1件ずつカード形式で整理してください:
■ タイトル(ネタの主旨をひとことで)
・読者像:(誰に向けた発信か?できればシチュエーション含めて具体的に)
・悩み:(その人が感じているモヤモヤや課題)
・ネタ案:「SNSやブログで刺さる見出し・仮タイトル」
また、以下の点を踏まえて出力してください:
• メモの内容に応じてジャンルやカテゴリに分類ください(例:時短、家計、副業、子育て、気づきなど)
• 出力形式はNotionに貼って使いやすいように、1件1カード形式で統一してください
• タイトル案は見出しレベルで、仮タイトルとして使える粒度でお願いします
↓この下に日々書き溜めた思考メモを記載する
このようなプロンプトを使うことで、思考のカケラが“読者の心に届く情報”へと変わっていきます。
ポイントは、「書き方を覚える」ことより、「思考の通し方を身につける」こと。
AI時代だからこそ、「何をどう伝えるか?」を考える力が、あなたの情報発信や仕事力の土台になります。
このプロンプトの出力結果例
【時短/業務改善】
■ 部下への指示出しは“プロンプト設計”と同じ
・読者像:業務で部下や後輩にタスクを振る立場の子育て世代
(特にチーム管理に悩む層)
・悩み:うまく指示できない/進捗が見えづらい/自分で抱えてしまう
・ネタ案:「部下への指示=ChatGPTへのプロンプト設計」
【家計/節約】
■ 3日鍋と冷凍ローテで、食費を“ゆるく”制圧する術
・読者像:忙しい共働き・子育て家庭(料理は手間、でも節約はしたい)
・悩み:コンビニや外食が増えて食費がかさむ/自炊が続かない
・ネタ案:
「3日鍋→冷凍食品→弁当ごはん」のローテ戦略、意外と飽きずに続いてる
【時短/スキマ時間活用】
■ スマホ+折りたたみキーボードで“どこでも副業”環境を構築
・読者像:副業したいが時間も場所も限られている子育てパパママ
・悩み:まとまった作業時間が取れない/家だと集中できない
・ネタ案:家の中でも“場所に縛られない”働き方。折りたたみキーボードで副業環境を最適化
「時間がない」を打破するゆこたん流の工夫、まとめてます👇
まとめ:思考メモは「雑さ」のまま終わらせない
忙しい日々の中、せっかく生まれた「気づき」や「視点」が、埋もれてしまうのはもったいない。
大事なのは、“そのメモにどんな価値があるか”を、後からでも見出せるようにしておくこと。
そのために有効なのが、
- 思考を“雑にでも”書き出すこと
- 整理はあとからGPTに任せること
- ただし、プロンプト設計は目的を見据えて行うこと
という3ステップです。
今日からできる「最小スタート」はこれ
- スマホやNotionに、1行メモをとにかく残す
- 時間ができたときに、この記事のプロンプトをコピペしてGPTに投げる
- 整理されたカードをNotionに貼っておく
これだけで、あなたの思考は「資産」になります。
思考は“書いたとき”ではなく、“見返したとき”に価値が生まれる。
だからこそ、メモとGPTを組み合わせて、「自分の中の価値」を育てていきましょう。
子育て中は、とにかく時間も余裕も足りない。
だからこそ「覚えておく」「ちゃんと整理しておく」なんてムリゲーです。
でも──
Notionがあれば、脳の“外”に思考を置いておくことができる。
つまり、あなたの“第二の脳”ができるということ。
うまく活用していきましょう!
- 記憶に頼らなくてOKになる
→ 忘れても大丈夫という安心感が、余計なストレスを減らす。 - 積み上げが“可視化”される
→ 思考やアイデアがバラバラに散らばらない。後から見返せるのが超重要。 - どこでも確認できる
→ スマホからも見られるから、移動中やスキマ時間にも「振り返り」ができる。 - 脳のリソースを節約できる
→ 忘れないように…と頭を使わなくて済むから、目の前のことに集中できる。
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