「副業を進めたい。でも、時間がない」
子育てをしながら会社員をしていると、本当にそうなります。
仕事から帰れば、夕食、お風呂、片付け、寝かしつけ。
ようやく自分の時間になった頃には、もう頭も体も残っていません。
以前の私は、そんな生活の中でも、毎日約2時間はPCに向かう時間を確保していました。
しかし今は違います。
平日にPCの前で集中して作業できるのは、現実的には約1時間。休日でも3時間ほどが限界です。
本業でも頭を使います。朝活をしようと思っても、起きられない日があります。
睡眠を削ってまで続ければ、いずれ本業や家庭にしわ寄せが来る。だから私は、休むときは休むことにしました。
では、PC作業の時間が半分になり、副業も半分しか進まなくなったのか。
実際には、副業は止まっていません。
変えたのは、作業時間の長さではありません。
PCを開いてから考えるのをやめました。
以前の私は、PCに座れる時間そのものを増やすことが「時間を作る」ことだと思っていました。
今は、
PCの前でしかできないことだけを、PCの前に残す。
ことも、時間を作る方法だと考えています。
この記事では、本業と子育てでまとまった副業時間を確保できない人に向けて、 限られたPC時間を「考えて終わる時間」にせず、実際に手を動かせる時間へ変える方法を紹介します。
まずは、私が朝のX投稿にかけていた時間が、約15分から約3分になった実例をお話しします。
作業する直前に考えるのをやめると、短い時間でも進められる。
その一例として読んでください。
毎朝15分が取れず、X投稿を続けられなかった
Xを運用するなら、毎日投稿した方がいい。
朝に15分あれば、投稿を一本作れる。
そんな話を、何度も見ました。
理屈では分かります。
でも、私の朝には、その15分がありませんでした。
毎朝、息子たちを起こす。
朝ごはんを準備する。
着替えを促す。
持ち物をそろえる。
連絡帳を書く。
一つひとつは大きな作業ではありません。
しかし、子どもは予定どおりには動きません。
着替えたくない日もあれば、出発直前に探し物が始まる日もある。 朝ごはんが進まず、何度も声をかける日もあります。
こんなことをやっているのに、15分なんか取れるか!!
でも、Xは毎日、毎朝投稿しろと言うし……
そんなこと言われても、無理なんですけど……?
結局、朝投稿を続けられるのは、自分に余裕があるときだけでした。
仕事が忙しい。別の不安を抱えている。子育てのタスクがいつもより多い。
そんな小さな負荷が一つ加わるだけで、すぐに止まってしまいます。
「忙しい日は無理しなくてもいい」と思う一方で、
「これすら続けられない自分は、全然ダメじゃん」
とも思っていました。
朝のタスクをどうにか片付け、ようやくキーボードの前に座る。
その瞬間、こう思います。
「……無理だろ、これ」
これから何を書くか考えなければならない。
使う体験を思い出して、切り口を決めて、文章を組み立てなければならない。
作業を始める前から、大きな心的負担がやってきていました。
結果、作業は何も進みません。
問題は、私の意思が弱いことでも、やる気が足りないことでもありませんでした。
投稿する時間の中に、考える作業まで全部押し込んでいたことが問題だったのです。
朝に投稿を作るのをやめて、「出すだけ」にした
X投稿を続けられずに悩んでいたとき、新しい進め方を取り入れました。
それは、朝に投稿を作らないことです。
前日までの空き時間に、スマホで投稿の内容を決めておく。
朝は、それを確認して貼るだけにする。
朝の時点では、投稿案がすでにできている状態にしたのです。
移動中や少し手が空いた時間にスマホを使い、ChatGPTと相談します。
どの体験を使うのか。
何を一番伝えたいのか。
どんな順番なら伝わるのか。
こうしたことを、投稿画面を開く前に決めておきます。
例えば、私のブログ記事を紹介するX投稿を出すときも、この方法を使いました。
「記事へ読者を送るポストを出す」という作業自体は、すでに決まっていました。
そこで、投稿画面を開く前に、どの体験を使うかを決めておきます。
今回選んだのは、「思いついたネタをその場で捕まえられず、全部忘れていた」という自分の失敗でした。
伝える内容も、「思いつきはNotionに放り込み、AIに整理してもらっている」というところまで、 事前に決めておきました。
こうすると、朝に残る作業は、内容とリンクを確認し、Xへ貼り付けて投稿することだけです。
所要時間は、約3分になります。
以前なら、投稿画面を開いてから考え始めて、約15分。
朝の15分は取れなかった。
でも、ポストするだけの3分なら、家事の合間にも入れられます。
これ、最初は少し不安になります。
「あれ、こんなにサボっていいんだっけ?」
「全然、自分で手をかけていないよ?」
時間をかけていないと、自分で作ったものではないような気がしたのです。
でも、実際に出てきた投稿には、自分が経験したことも、伝えたかったこともちゃんと残っていました。
時間はかかっていない。
それでも、自分が納得できる投稿になっている。
そのとき初めて、こう思いました。
「あ、これならいけるんじゃない?」
ただし、何も削らずに、この3分が生まれたわけではありません。
私は睡眠を削らないと決めています。息子たちと過ごす時間も守りたい。
その代わり、一人でゲームをする時間は、今では最小限になりました。
家事や育児も、自分の都合だけで勝手に減らしたわけではありません。 妻が続けてほしいと考えているものは残しています。
そうして確保できるのが、現在の平日約1時間です。
次の1時間を、考える時間にしないための3つの準備
以前の私は、PCに向かう時間を確保できても、実際に文章を直す前に30分が過ぎることがありました。
何を書くか。
どこから始めるか。
どういう順番にするか。
そうした判断を、PCを開いたあとに始めていたからです。
現在は、これを一つの時間へ押し込まず、3つに分けています。
PCの前でしかできないことだけを、PCの前に残す。
そのための準備を日中に行います。

1.スマホで、作業前の判断を済ませる
移動中や少し手が空いた時間には、スマホで考えられることを進めます。
ここでは、次にやる作業そのものは決まっているのが前提です。
「ブログとXのどちらをやるか」ではなく、その作業をどう進めるかを先に考えます。
たとえば「Xに投稿する」と決まっているなら、
- どの体験を使うか
- 何を一番伝えたいか
- どんな順番なら伝わるか
を、投稿画面を開く前に決めておきます。
私はChatGPTへ音声入力で思ったことをそのまま投げ、
「何か違う」
「本当に言いたいのはこっち」
とやり取りしながら整理しています。
大切なのは、スマホで完成品を作ることではありません。
次にPCを開いたとき、最初に何をするか分かっている状態を作ることです。
思いついたことを忘れず残し、あとで発信へ運ぶ仕組みは、 投稿ネタを忘れない仕組み|脳内タブを外に出し、AIで発信まで運ぶ方法 で紹介しています。
2.先に渡せる整理は、AIやツールへ渡しておく
方向が決まったあとには、自分がPCの前へ座るまで待たなくても進められる準備があります。
たとえば、音声入力した話を整理する。重複をまとめる。文章の叩き台を作る。 PCで確認するポイントを洗い出す。
スマホでChatGPTと相談し、考えたことを整理しておくだけでも、 PCを開いたあとの動きは変わります。
ここで大切なのは、何でもAIへ任せることではありません。
PCを開くまで止めていた準備の中に、先に進められるものがないかを見る。
それだけです。
「どの作業をAIへ任せるべきか」という役割分担の基準には、この記事では踏み込みません。
ここで扱うのは、すでにやると決めた作業を、いつ・どこで進めるかという配置の話です。
3.PCの前では、仕上げに集中する
PCの前に残すのは、そこでしかできないことです。
準備した内容を確認し、自分の意図と違う部分を直す。
WordPressやXへ反映して、表示やリンクを確認し、公開する。
すでに方向が決まっていれば、PCを開いたあとに考え込まず、すぐ手を動かせます。
平日にPCへ向かえる時間は、以前の約2時間から、今では約1時間へ減りました。
それでも副業が止まっていないのは、1時間が2時間分になったからではありません。
1時間の中で、判断に消えていた時間を実作業へ戻せるようになったからです。
AIは、準備を作業時間の外へ移すための手段
ここまでAIを使った進め方を紹介しましたが、 この記事の結論は「AIを使えば副業が進む」ではありません。
大切なのは、
考えることや準備することを、PC作業の時間だけに集中させないこと。
AIに手伝ってもらうのは、頭の中にある話を外へ出したり、 順番を整理したり、叩き台を作ったりする部分です。
元になる体験や伝えたい結論、最後に「これで出す」と判断するところは、自分で行います。
重要なのは、PCを開いた瞬間に、「さて、何をしよう」から始めないことです。
本業でも、前夜に翌日の進め方を決めている
本業でも、同じことをしています。
前日の夕食後に、
「今日はここまで進んだ」
「ここで困っている」
と、AIへ雑に投げます。
返ってきた内容に違和感があれば、3〜4回ほどやり取りする。
すると翌朝には、「今日はこれを、この方針で進める」 というところまで決まっています。
勤務中に方針を考え込む時間が減り、重要な仕事が止まりにくくなりました。
副業でも本業でも、必要なのは、速く手を動かすことだけではありません。
時間が始まったとき、すでに手を動かせる状態を作っておく。
それが、PC作業が平日1時間になっても、副業を止めないために私が行っていることです。
時間を作るとは、長い空白を生み出すことだけではない
以前の私は、副業する時間を作るとは、PCの前に座れる時間を増やすことだと思っていました。
実際、それで進められた時期もあります。
でも、仕事が忙しい日も、子どもの予定が増える日もある。
決まった長さの空白を作り続ける方法だけでは、少し生活が崩れただけで、
副業も一緒に止まっていました。
だから今は、時間の使い方をこう考えています。
判断する時間、準備する時間、実行する時間を、同じ場所へ集めない。
スマホで先に考え、進められる整理は前へ出しておく。
PCの前では、確認し、直し、公開する。
私にとって時間を作るとは、2時間の空白を無理に生み出すことだけではありません。
短い時間でも、始まった瞬間から手を動かせるように配置しておくこと。
これも、時間を作る方法です。
次にPCを開く一回だけ、試してみる
全部を変える必要はありません。
次にPCを開く前に、3つだけ決めてみてください。
-
守る時間を決める
睡眠や家族時間など、削らないものを決める。 -
作業を3つに分ける
スマホで判断すること、先に整理できること、PCで仕上げることに分ける。 -
最初の一手を決める
「ブログを進める」ではなく、「この段落を直す」まで具体的にする。
PCを開いた瞬間に迷わず手を動かせたら、まずはそれで十分です。
そもそも、次に何をやるか決まっていない場合
ここまで紹介した方法は、すでに進める作業が決まっていることが前提です。
一方で、
- ブログとXのどちらを進めるべきか
- いくつもある作業のどれを後回しにするか
- どこまでできたら完成とするか
が決まらず、止まることもあります。
私も、PCへ向かえる時間ができたのに、
ブログを直すのか。
Xを出すのか。
noteを進めるのか。
を決められず、手を動かす前に時間だけが過ぎることがありました。
これは、作業する場所や時間を分けるだけでは解決できません。
時間の配置ではなく、何を選び、何をいったん置くかという判断基準の問題だからです。
その状態については、無料noteで整理しています。
「何をするか」以前に、もう決める余力が残っていない。 そんな状態で副業が止まっていたときに、私が考え直したことを無料noteにまとめています。
この記事では、進める作業が決まったあとの「いつ、どこで進めるか」を扱いました。
無料noteでは、そもそも「決める余力が残っていない」という、 その一つ前の状態を扱っています。
自分が今止まっている場所に合わせて、使い分けてください。
まとめ
まとまった時間が取れないからといって、副業をあきらめる必要はありません。
PCを開いてから考えていたことを、少しだけ前へ移す。
PCの前に残す仕事を、一つだけ減らす。
次に座った瞬間の一手を、先に決めておく。
それだけでも、短い時間の使い方は変わります。
時間は作れる。
その時間は、きっとあなたの人生を変える武器になる。


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